テラス席の開放

2021/3/26
 3月24日、ルクセンブルク政府は、新型コロナウイルス対策の制限措置につき、テラス席を開放する等の緩和措置について発表しました。概要は以下のとおりです。

1 テラス席の開放
 現在の状況が今後悪化しない限り、暫定的に4月7日から4月25日まで、テラス席を開放することとした。外は風通しが良いので、感染のリスクが低くなる。その後の感染状況が良好であれば、4月25日以降も開放することが検討される。
2 テラス席の留意事項
(1)テーブルには2人までしか座ることができない。ただし、テーブルに座るのが同一世帯の場合はこの限りではなく、より多くの人が一緒に座ることができる。
(2)テラス席の営業時間は午前6時から午後6時までとなる。そのため、終業後の時間帯は含まれない。
(3)必ず着席しなければならない。着席していない時はマスクの着用が義務となる。
(4)テーブルとテーブルの間は1.5メートル以上離すか、または物理的な仕切りを設置する。
(5)追跡を可能とするための顧客情報は、店舗側により適切に把握されなければならない。
3 追跡可能性について
 追跡可能性の考え方についてだが、顧客を追跡する方法が必要ということであり、顧客がテラスを訪れた時に、身元を明かしてサインアップする必要があるということである。あるテーブルで感染が起きた場合、近くの人々を追跡して連絡することができる。
 追跡可能性については2つのオプションを検討している。1つ目は個人の登記情報を使用するものであり、これはすでに当国のデータ保護委員会(National Data Protection Commission)と話し合い、承認されている。2つ目は、レストラン経営者の責任として、人々のIDを記載した情報とダブルチェックするという方法である。そもそもの目的は、誰かが陽性と判定されたテーブルの隣に座った人に適切に連絡するということである。該当者をすぐに隔離するというわけではなく、それから5日間は健康に注意を払い、不必要な接触を避けるように通知され、指示される。屋外なのでリスクは最小限だが、それでもリスクがあるということを警告したい。
4 その他措置の延長等
(1)テラス席が開放しても形式的には、行政上の閉鎖状態に該当し、一時的失業などの補助は継続される。テラスがない、あるいはテラスを開放しないという判断をしたレストラン等も継続的に支援される。
(2)テラス席の開放は、状況がこのままであれば可能であるが、もしここ数日で状況が悪化すれば、この緩和の計画は実現しない。現時点では、新規感染者数が多いとはいえ、指数関数的に増加するような状況ではないが、一定の状況下では、対策を再び強化することも可能である。
(3)現在の状況では、外出禁止令や接触制限を解除することはできない。4月24日までは、午前6時から午後11時までの外出禁止令と、家庭への招待できる世帯数の制限が継続される。
(4)来週、第11次の新型コロナ法改正法が4月2日までに国民議会で採決され、4月3日以降も各種制限が引き続き適用されるようになる。
5 簡易検査及びワクチン接種等
(1)簡易検査は、できるだけ早く実施されるべきである。これは、学校、職場、老人ホーム、介護施設などに影響を与えるもので、現在、主要な場所で簡易検査を実施するためのパイロットプロジェクトが検討されている。特にテラスを開放する際には、この方法が役に立つであろう。
(2)これまでに11万2,890人分のワクチンが当国に届けられた。7万7,000本以上のワクチンが接種されており、ワクチン接種キャンペーンが勢いを増していることがわかる。4月末までに、さらに13万4,000回分のワクチンが届けられる予定だが、その中にはアストラゼネカ社のものが数多く(4万3,470回分)含まれており、ファイザー社(7万8,390回分)、モデルナ社(1万2,000回分)となっている。4月中旬には、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンが届けられる可能性があるが、まだ確定ではない。これは1回接種のワクチンであり状況が一変する可能性がある。
(3)ワクチン接種キャンペーンへの参加率は、現在75%程度である。他国と比較しても、これは非常に良い数字である。医師の監督下でのワクチン接種は、アレルギーのある人、家から出られない人、病院に入院している人に関しては簡略化される予定である。3月26日からは、自宅や病院で移動式のチームの派遣を受けて予防接種を受けることができる。
(4)また、新しい予防接種センターの開設も予定されている。5番目の予防接種センターとなるAir Rescue Hangarは、4月12日にオープン予定で、週に5万5,000人が予防接種を受けられるようになる。6つ目の予防接種センターはLuxexpoに設置される予定である。それにより、64の予防接種レーンが稼働する。さらにワクチンの配送が確認できれば、50本のレーンが追加される予定である。
(5)第1回目の接種段階で最初の接種予約を逃した人も、すぐに追加的な勧奨の対象となる。これまでのところ、約1,000人の方が予約漏れを補完するために登録されている。(最初の接種を逃した方への)第2回目の予約について、75歳以上の方で初回の予約が取れなかった方、または予約を希望しなかった方を対象に、まもなく開始される。3月24日から31日までの間に、guichet.luでウェイティングリストに登録することができる。加えて、まもなくフェーズ4が開始される。これについては、記者会見の後、コミュニケで発表を行う。
(6)昨年配布された50ユーロの宿泊クーポンの有効期限は本年9月15日まで延長される。これまでに10万8,000枚のクーポンが使用され、経済的にも大きな助けとなった。有効期限の延長は、ホテル・レストラン・カフェ部門が長期間運営できなかったことを踏まえたものであり、ルクセンブルク国内の新たな魅力を発見する機会を提供したい。

 在留邦人の皆さま及びご旅行中の皆さまにおかれましては、今後も政府発表や報道、下記サイト等を通じて最新情報の収集に努めてください。

■ルクセンブルク保健省(新型コロナウイルスに係る最新情報)
http://sante.public.lu/fr/prevention/coronavirus-00/index.html

■在ルクセンブルク日本国大使館新型コロナウイルス関連情報サイト
https://www.lu.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00017.html