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安全の手引き

目 次

はじめに

1.基本的な心構え

2.ルクセンブルクの治安

3.一般防犯の手引き

4.特に注意を要する犯罪被害対策

5.ヨーロッパ各国の犯罪

6.旅行時の安全の手引き

7.交通安全対策

8.テロ・誘拐対策

9.警察・消防及び救急医療

10.緊急時の言葉

11.被害にあった場合の処置

12.大使館への連絡

 

はじめに

  ルクセンブルク在住の邦人の皆さんが犯罪被害に遭わないための指標として、手引きを作成しました。この国で生活する上で知っておいて頂きたいこと、注意していただきたいことに加え、現在どのような犯罪が多発し、それに対していかなる対策をたてておくべきかを記述しています。また、休日等に訪れる機会が多い欧州の主要な国の治安情勢についても併せて掲載しています。ただ、ここに紹介している内容は防犯対策の一部に過ぎませんので、皆様の工夫や経験でそれぞれに適した対策を講じて頂く必要がありますし、何よりも「自分の身は自分で守る」という自主防犯意識をもって生活して頂くことが防犯の第一歩です。

 

1.基本的な心構え

 当国在留外国人が事件・事故にあった場合、その処理や原因究明・捜査等はルクセンブルク政府の責任により行われます。大使館としては、万が一、邦人の皆様が当地で事件・事故に巻き込まれた場合に、邦人保護の観点から必要な援助措置をとることになります。

 しかし、実際、犯罪被害にあってしまえば被害の回復は不可能に近く、犯罪による直接的な被害のみならず、心に深い傷を負うことになりかねません。その意味で、常日頃から、皆様御自身が安全確保に関する問題意識を持つとともに、防犯に対する工夫を凝らし、自分の身近で犯罪が発生した場合、更には事件報道等を目にした場合、そのことを「他山の石」として、自らが被害に遭わないよう防犯意識を高める自覚が必要です。

(1)「予防」こそ最良の危機管理

 事件や事故に巻き込まれないためには、「予防」こそ最良の危機管理と考え、具体的努力を怠らないことです。安全確保に気を配り、自分の行動に注意するのは勿論、テレビや新聞による安全情報の収集に努めましょう。

(2)準備は万全に

 安全確保のためには充分な用心と慎重な行動が求められるのは当然ですが、同時に準備に万全を期すことが大事です。「備えあれば憂いなし」を実践しましょう。

(3)慣れは大敵

 何事も慣れてしまえば惰性に流されてしまう危険性があります。時には、初めて海外に出たときの緊張感を思いだし、初心に返って防犯に対する基本的な注意事項を確認、実践することをおすすめします。

(4)油断は大敵

 海外生活において、「油断は大敵」です。海外における「行動の三原則」を励行しましょう。

   ① 不必要に目立たないこと

   ② 行動のパターン化を避けること

   ③ 用心を怠らないこと

(5)住居の安全対策が生活面での安全対策の基盤

 住居は何といっても生活の基盤であり、家族の安らぎの場です。防犯対策の第一歩として、先ずは住居の安全対策から始めましょう。

(6)現地社会との相互理解

 現地にうまく溶け込むためには、その歴史、風俗、文化、慣習、国民性等を理解する努力が必要です。現地の人々と良好な関係を築き、自らをも理解してもらい風通しのいい近所付き合いをすることで、相互の防犯意識を高めましょう。

(7)ネットワーク作り

 会社関係、邦人関係、知人や信頼できる近隣者等とのネットワークを作っておき、いざという時の緊急体制を確立しておくことが大きな安全確保の手段となります。また、治安・社会情勢や近所の出来事等に関し、積極的に情報交換するよう努めましょう。各種犯罪を認めた場合(前兆事犯を含む)は、大使館までご一報ください。

 また、当館では、緊急事態に際して「緊急連絡網」を構築しておりますので、積極的な登録をお願いいたします。

(8)精神衛生と健康管理

 海外での生活はそれだけでも精神的にストレスがかかることが多いと思います。また病気になった場合でも日本と異なる環境で治療することになります。安全な海外生活を送るためには、精神衛生と健康管理に対する留意も不可欠です。

(9)安全は自分で確保するとの心構え

 自分や家族の安全は先ず第一義的に自分たちで守らなければなりません。「自分のことは自分で守る」を念頭に、家族全員一人一人が安全に対する意識を高めることが重要です。

 

2.ルクセンブルクの治安

(1)ヨーロッパの中のルクセンブルク

 近隣諸国に比べ治安は良いといわれていますが、EU諸国間(注)は、実質的に国境がないに等しく、自由に行き来が可能であるため、外国犯罪集団等の流入も容易で、隣国等から窃盗団、麻薬密売集団等が入国している現状です。また、当国の犯罪率(人口10万人当たりの犯罪発生件数)を以下に紹介しますが、この表を見れば、必ずしも当国の治安が良いとは言えないことが分かると思います。

 

 

 国  名

 犯罪率(%)

 検挙率(%)

 殺人件数

  件/10万人)

 殺人検挙率

 (%)

 窃盗件数

 件/10万人)

 

 ルクセンブルク

5.61

41.8

0.88

100

2.839

(含む未遂)

 日本

1.39

24.9

1.08

 96.6

1.056

 

 

 

(2)ルクセンブルクの警察

 当国警察は法務省の管轄下にあり、総務局・中央局並びに地方毎に設置された6つの地方警察により運営されています。日本の110番に該当するのは113番、口頭で届出等をするのは地方警察(LES CIRCONSCRIPTIONS REGIONALES)又はそれに属するいわゆる「交番」(LES COMMISSARIATS DE PROXIMITE)です。

 当国警察に関する情報は、次の連絡先をご利用下さい。

電話:(352)4997-1

e-mailpolice@pt.lu

Internethttp://www.police.public.lu/

 

(3)邦人被害状況

 邦人が最も多く被害にあっているのは窃盗です。窃盗は財産を盗まれるのみならず、後述のとおりエスカレートすれば、人命をも奪われかねない場合もあり、十分な注意が必要です。

 過去に邦人が被害にあった事件を紹介します。

○ルクセンブルク駅設置のコインロッカーから、旅行用荷物を盗まれる

  *荷物をロッカーに入れて扉を閉め(一旦鍵がかかった状態になりますが、数十秒後自動的に開きます)、指定の料金を入れると暗証番号の書かれた紙が出てきて鍵がかかります。扉を開けるときにこの暗証番号を入力します。

○留守中、自宅玄関をこじ開けられ、室内にあった金目の物を盗まれる

○レストランのテーブルに置いていたバッグ内から財布等を盗まれる 

○車両駐車中、車内のバッグ等を盗まれる

○ルクセンブルク在留邦人がブリュッセル駅等の国外で、バッグ等を盗まれる

 いずれも人身に被害がなかった点は幸いですが、被害品の回復は皆無で、「再びいつ被害に遭うかわからない」との恐怖感を持ち続けなければなりません。

 また、中には防犯対策を講じているにも関わらず被害にあったケースもありますので、十分すぎる程の防犯対策を講じる必要があります。

 

3.一般防犯の手引き

 ルクセンブルクで発生する犯罪のほぼ半数を占めているのが窃盗(泥棒)です。窃盗は、市民生活に密着した犯罪であり、強盗等の二次的に凶悪犯罪を引き起こしかねない犯罪でもあります。例えば、

○盗難の被害車両が銀行強盗等の凶悪事件の道具として使われる例

○窃盗目的の家宅侵入犯が、家人に騒がれて居直り強盗や人質事件に移行する例

盗まれた銃器類、刃物、ガソリン等が第三者を傷つける道具になる例

 等です。その意味で窃盗犯に対する防犯対策は最も重要であり、それがひいては他の犯罪に対する防犯につながると言っても過言ではありません。

 よって、ここでは屋内外の盗難に対する一般的な被害対策と当国並びに近隣諸国で見られる犯罪の主な種類とその具体的な予防対策について紹介します。

 

(1)屋外における一般的な盗難被害と対策(近隣諸国の犯罪例等を含む)

 屋外での盗難で最も多い態様は、ひったくり、置き引き、すり等被害者の所持品を狙った犯行です。

 この種の事件は、ヨーロッパ全域で多発しており、防止対策としては、

○一人歩き、人通りの少ない路地等の通行、人の混雑する場所への立ち入りを極力避ける

○道路の端を歩き、所持品は建物側にくるような位置で所持する

バッグ類はなるべく小さめで収納口が頑丈な物(ホック式よりチャック式)を使用し、常に我が身から離さず、肩にたすき掛け等にする

○周囲の状況等から、「怪しい」とか「おかしい」と思ったら早期にその場から離れる

○所持金品は必要最低限に止め、現金等をむやみに人前で出さない      

○貴重品については分散して携帯するとか、ボタン付きの内ポケットに所持する等の工夫をする

 等が挙げられます。

 また、自動車盗・車上狙い等乗り物を対象とした窃盗事件も、ヨーロッパ全域で多発しています。対策としては

○自動車を駐車する場合は施錠を確実に行い、決して外部から見える位置にバッグ等を置かない

○自宅車庫に駐車後、確実に出入り口扉(シャッター)を閉める

○安易に路上駐車することなく、管理者のいる駐車場に駐車を心掛ける

○盗難防止警報機の設置、盗難保険の加入検討

 等が挙げられます。

 

(2)屋内での一般的な盗難被害と対策

 空き巣、忍び込み等他人の住居に侵入して行われる窃盗犯は、凶器(侵入用具)を所持しているケースが多く、居直れば強盗につながる等極めて危険性を伴いますので、日頃から十分な対策が必要です。防止対策としては、次の二つに大別されます。

 イ.防犯設備の強化

  住宅の防犯設備を強化することにより、犯罪防止効果は向上します。当国警察が指導しているのは次のような点です。    

○外部に面した扉の強化(例:鉄製ドアの使用、施錠部を複数にする、破壊し難い鍵を使用する等)

○窓の強化

○灯りによる防犯(例:センサー感知式ライトの設置等)

アラームシステムの導入

 ロ.防犯意識の高揚

○窓、扉の施錠を十分に行い、侵入しやすい部分には複数の施錠設備を施し、鎧戸やシャッターを確実に閉める

家の外周に棒やブロック片等、ガラスを損壊したり、足場になるような物を置かない

○夕刻の外出時に室内の照明を灯けたままにしたり、新聞・ポストへの投函物はこまめに取り込む等家人在宅を装う(留守時に厚手のカーテンを締め切るのはかえって留守を知らせることになり逆効果の場合もあります)

○不審者(車)に対する警戒心を持ち、不意の訪問者を安易に自宅に入れない

○留守にする際、近隣に留守時間帯を伝える等して不審者に対する近隣間の警戒を高める

 

(3)被害にあった場合等の措置

 いかに防犯対策を講じても、相手がプロの場合、被害を防止できない場合もあります。被害を最小限に止め、被害時に取るべき次のような基本的な措置を心得ておきましょう。

イ.所持(保管)金品は必要最小限に止める

ロ.貴重品は数カ所に分けて保管する等の工夫を行い、パスポート・運転免許証等重要物品はそのコピーを別(自宅でなければ職場等)に保管する

ハ.犯人と直面した場合はむやみに抵抗せず、被害を最小限に止めて早期に犯人から離脱する

ニ.帰宅時、自宅の異変に気づいたら、中に入らず警察に通報し、その到着を待つ

ホ.被害後直ちに警察に通報するとともに、キャッシュカードの類は悪用されないよう早期に発行元に連絡する

ヘ.被害にあった室内・車内等は、指紋採取等に備え必要以上に触らない

ト.記憶が新鮮なうちに、犯人の特徴、使用車両のナンバー等をメモに残す

 

4.特に注意を要する犯罪被害対策

 犯罪手口を事前に知っておけば防げる犯罪、また、現在は減少しているものの、当国でも発生していた犯罪で、今後も発生が予想される犯罪を以下に紹介します。この種犯罪には特に注意して下さい。

 

(1)マルセイユの罠(クレジットカード盗)

 フランスを中心に多発していた犯罪で、当国内でも発生していました。キャッシュ・ディスペンサーにカードを入れても機械が正しく作動しないように仕掛け、その機械を利用した被害者が困っているのに乗じて近付き、暗唱番号の再入力をアドバイス、被害者が再入力するのをいいことにその暗唱番号を読みとり、被害者が「機械の中にカードが吸い込まれた」と諦めて立ち去った後、カードを機械から引き出し、預金を降ろすという手口です。

 これは銀行の閉行時間帯を選んで敢行されるため、以下の点に注意しましょう。

イ.キャッシュカードの使用は、土・日並びに夜間(閉行時間帯)を避ける

ロ.暗証番号の入力は絶対人に見られない状況で行う

ハ.カード会社に早期に連絡する

 

(2)偽警察官事件

 ヨーロッパ圏で多発していた犯罪で、2002年9月以降、当国内でも連続発生していました。邦人の被害については、2003年に1件、ルクセンブルク市内センターで、観光客の邦人が被害にあっています。最近はルクセンブルクでは発生していませんが、念のためその手口をお知らせします。

 代表的なものは、サクラ(共犯者)が観光客に二言三言話しかけて立ち去り、その後警察官を装った複数の犯人が近づき、「今話していた人物は麻薬容疑で捜査中の者だ。捜査のため貴方の所持品を検査する」等と口実を設け、被害者の所持品を検査する振りをし、その際隙を見て財布から紙幣やクレジットカードを抜き取ったりする手口です。

 少人数の東洋系観光客が被害の対象になっており、現に当国でも日本人が被害にあっています。以下の点に注意して下さい。

 イ.周辺に人がいる場合

○基本的に、見ず知らずの人からの問いかけには無視をする

○相手に対し、警察手帳の呈示を求める(当国警察官はカード式の警察身分証明書を携帯しており、求めが有れば証明書を呈示しなければなりません。)

○いわれのない所持品検査は断固断る

○怖くなったら、相手を振りきって店舗等に逃げ込む

 ロ.周辺に人が居らず、断れば危害を受けるおそれがある場合

  被害を最小限に止め、早期に現場を離れ、警察(113)に通報する

 ハ.その他

○クレジットカードの検査を口実に、検査機のようなものへのカードの暗証番号入力を求められた場合、決して本当の番号は入力しない

○クレジットカードを盗まれた場合、直ちにカード会社に連絡する

 

(3)ホームジャッキング

 家人就寝中の住宅内に押し入って車や金品を強奪するものです。主にベンツ・BMW等の高級車が駐車してある住宅に狙いをつけ、深夜、家人就寝中の右住宅内に侵入して、車の鍵をみつけ出し、高級車を盗むというものです。被害者は就寝しているため、目撃者も得られにくいということです。以下の点に注意してください。

イ.車の駐車場所を工夫する(自宅前に車両を駐車しない)

ロ.車の鍵の保管場所を工夫する(目の付く所に置かない)

ハ.必要な防犯対策をとる(ドア施錠器具の補強等)

ニ.不審車両に注意する(おかしいと思ったらナンバーをメモしておく)

 

(4)スリ

 ルクセンブルク市中心部から駅周辺にかけて、発生しています。手口的には、手に持ったサンドイッチのケチャップを通行人に付け、謝る振り振りをして被害者の衣服を拭き、隙を見て財布等を盗んだり、小さい子供が近づいてきてスリ取ったりというものが中心です。時には、駅やバス停に一人で居てこの種の被害に遭うことも少なくありません。

 

(5)ひったくり

 ルクセンブルク市中心や郊外にある木々の生えた公園内を散歩する際に、被害に遭うケースがありますので、以下の点に注意しましょう。

イ.一人で、あるいは夜間に森の中や公園を歩くのは避ける

ロ.万が一のため、ポケットに笛等を所持し、異常時は思いっきり吹き鳴らす

 

(6)国際的詐欺(通称「419事件」)

 Eメール、FAX及び手紙等で極秘の高額取引、あるいは緊急の案件であることをほのめかして取引商談を打診し、アフリカ諸国政府機関又は旧政府高官が関与しているかのように装って被害者に信用させ、手続き費用、送金手数料等様々な名目を付けて指定の銀行に数万ドルの「前渡し金」を送金するよう指示し、騙し取る手口です。

 中には、現地(アンゴラ、ナイジェリア、南アフリカ等)に被害者を誘い出し、拉致監禁の上身代金を要求したり、支払いを拒否した被害者が殺害されるケースも発生しています。

 今のところ、当国で詐欺にあったという情報には接していませんが、本件メールを受信した当国在留邦人が多数いることが確認されています。決してこの種の話には乗らないようにして下さい。

 

(7)その他

 ルクセンブルク駅周辺の裏通り界隈は、麻薬の密売人が活動しているほか、売春、高額な料金を請求するバーの類が存在し、国内では最も治安の悪い地区と言われています。特に、旅行者等の夜間の通行には注意が必要です。

 また、麻薬については、当国でも違法ですが、ディスコ等で簡単に手に入れることが出来ますし、中でも最近蔓延している大麻については、安価で売買されているということです。例え好奇心からと言えども、決して薬物に手を出してはいけません。

 

5.ヨーロッパ各国の犯罪

 前述のとおり、EU諸国間は実質的に国境がないに等しく、自由に出入り可能であるため、防犯対策をたてるに当たっては、当国のみならず、周辺国の犯罪情勢も念頭に置く必要があります。

 近隣諸国で、多く発生している犯罪は、混雑している駅、空港、ホテル、レストラン内等での「置き引き」「すり」といった窃盗事件です。

 

6.旅行時の安全の手引き

(1)出掛ける前に

 旅先の安全確保は出発前から始まっています。行先に関する観光情報だけでなく、安全情報の収集は極めて重要です。旅行先の治安情報入手には、以下をご利用下さい。

イ.各国日本大使館(総領事館)

ロ.外務省海外安全相談センター:電話03-5501-8162(直通)

ハ.海外安全ホームページ:http://www.pubanzen.mofa.go.jp/

 

(2)旅行者の心構え

 旅行者は、いかにその場に溶け込んでいるように振る舞っても、そこに暮らしている人達との違いが出て目立ちがちです。特にヨーロッパ観光の日本人は肌の色等から一見して外国人と判ります。旅行者は地理に不案内なばかりか、いざ被害にあっても言葉の障壁等から助けを求めることや警察への通報もできず、泣き寝入りするケースも少なくありません。日本人は金持ちという認識が一般的になっていますので、最低限次のことは励行するように心掛けて下さい。

イ.貴重品(旅券、現金、カード等)は体から離さない。バッグ類は原則として肩にたすき掛けして所持。格好は悪いが、首からひもで下げた袋に入れるのも一考。

ロ.人前で財布を出して金を数えたりしない。店内で支払うときも、店外から財布をどこに入れるか見ているかもしれないことに注意。

ハ.駅、空港、ホテル、レストラン、路上等々、どのような場所でも警戒を怠らない。

ニ.買い物は現金よりもカードを利用する。

ホ.夜は勿論のこと昼間でも一人歩きを避け、不用意に路地等に入らない。

 

(3)外務省から発する海外の治安情報

 外務省の海外の危険情報提供システムは、海外安全ホームページにアクセスしてご覧頂けます。以下にシステム内容を紹介します。

広域情報:国、地域にまたがる情報(国際テロ組織の動向、放射性物質や致死性微生物等の広範な拡散等)を提供

 

◎国地域別情報:各国、地域において、邦人の安全対策、トラブル回避の観点から国民に提供すべき情報を、国・地域ごとにまとめて提供

 

渡航情報

○危険情報:治安悪化、騒乱、テロ等を含め、邦人に何らかの危険が及ぶ事案についての情報を、4つのカテゴリーに分け随時提供

「退避を勧告します」:現地に滞在中の全邦人に対し当該国地域から安全な地域へ直ちに退避することを勧告する

「渡航の延期をおすすめします」:渡航はどのような目的であれ延期するようすすめる

「渡航の是非を検討して下さい」:渡航の是非を含めた検討を行い渡航時具体的な安全対策を講ずることをすすめる

「十分注意して下さい」:渡航滞在にあたって特別の注意を促す

 

○スポット情報:ごく限られた期間、場所、事項について、安全対策やトラブル回避の観点から個別に情報を取り急ぎ発出

 

●安全対策基礎データ:当該国・地域の一般的治安状況、犯罪発生傾向、出入国手続き、保険・衛生等渡航・滞在に関し、安全対策・トラブル回避に必要な基礎データを提供(年1回改訂)

 

●各国のテロ情勢:各国・地域について、前年のテロ情報を各国のページの中に掲載(年1回改訂)

 

7.交通安全対策

(1)交通事情

 右側走行をはじめ、法規や習慣面で日本とは異なる点が多々あり、注意が必要です。原則として法定速度は、市内50KM、郊外90KM、高速道路130KMですが、これを超える速度で走行している車両が多く見られます。周囲の速度に惑わされ、スピードを出し過ぎたり、慣れない道やカーブの多い道を高速で走ることは危険です。

 過度なスピード違反(例えば、市内50KM規制区域では28KMオーバー)をしてしまうと裁判所に出頭しなければなりませんので、注意してください。

 また、冬季には道が凍結することもありますので、特に注意が必要です。さらに当地ではパーティー等で飲酒した後、車を運転して帰宅することが一般化しているので、夜間はかかる酒気帯び・飲酒運転車両に注意して下さい。

 

(2)交通事故

 人身事故の場合、先ずは人命第一ですので、救急車を呼び、警察に連絡するとともに、必要があればその場で応急措置をとってください。軽い怪我の場合でも、後日容態が悪化したり、保険手続きが必要となる場合もありますので、警察に通報し、病院に行っておいた方が賢明です。

 物損事故の場合、通常警察は介入せず、当事者間で事故調書(保険請求用)を作成しますが、双方の言い分が食い違う場合等、状況によっては警察を呼んだり、保険会社に連絡して下さい。

 また、事故の相手を身分証明書等で確実に確認すると共に、用心のために相手の車のナンバーをメモするようにして下さい。

 事故に際して、相手に謝ることは自分の責任を認めることになりかねず、注意を要します。

 

8.テロ・誘拐対策

 当国では、過去10年以上テロと呼べる事件の発生はありません。

1996年、ベルギーで発生した武装イスラム集団(GIA)による警察署襲撃事件で、当国内に存在したアジトから多数の武器・弾薬が発見された事件

2000年、当国北東の町Wasserbiligで発生した幼稚園児及び教師が人質となった武装人質立て籠もり事件

 この種事件は、何時、何処で発生するかわかりません。日頃からこの種情報の収集に努め、テロの対象となるような場所には近づかないよう注意して下さい。また、万が一、テロの発生現場に遭遇した場合は、二次被害等の危険性がありますので、現場に近づかないようにして下さい。

 

9.警察・消防及び救急医療

 犯罪や事故等で警察を呼ぶ場合には、113番に、救急車、消防等の救援を求めたいときは、112番に電話して下さい。

 特に緊急医療措置が必要な場合は、負傷者を自分で病院に連れていくよりは、112を通じて救急車を要請した方が適切な処置を受けられます。また112では当番医、当番薬局の案内も行っています。

 

10.緊急時の言葉(フランス語)

 「泥棒!」=ヴォルール!(Voleur

 「救急医!」=メドゥサン・デュルジャンス!(Médecin durgence

 「警察!」=ポリス!(Police

 「助けて!」=オ、スクゥー!(Au secours

 「事故だ、救急車!」=アクシダン、アンビュランス!(Accident ambulance

 

11.被害にあった場合の処置

 物品盗難時の措置

 盗難にあった場合、ただちに警察に届け出て下さい。保険金を請求する場合には盗難証明書が必要となりますので、その発行も警察に請求することになります。

 

12.大使館への連絡

 犯罪や事故にあった場合には、大使館にも御連絡下さい。必要な措置を助言します。休館日には、留守番電話にメッセージを入れて下さい。

大使館電話番号:46 41 51

FAX番号:46 41 76

Eメール: embjapan@pt.lu

大使館住所:62, Avenue de la Faïencerie, L-1510 Luxembourg

 

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