トップページ>政治経済>経済分野 ルクセンブルク経済・金融情勢 2006年12月
ルクセンブルク経済・金融情勢(2006年12月) |
【主要トピック】 ・ 第3四半期のGDP成長率は5.4%(STATEC(統計局)公表値)。 ・ インフレ率は2.3%。前月比0.16%上昇(STATEC公表値)。 ・ 消費者信頼感指数は+5となり、2005年1月以来の好数値を記録(9月+3、10月0、11月+2)(BCL(ルクセンブルク中央銀行)公表値)。
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仲介業務の増加と世界的な証券市場の活性化の影響を受け、2006年は、ルクセンブルク金融セクターの業績が大きく躍進した年となった。 (1)9月まで、工業生産高は昨年比1.8%上昇。 (2)第3四半期のみ前年比0.8%減。しかしながら、第4四半期の好調によって補われるものと予想される。
(3)鉄鋼関連の企業活動は2006年の生産高の上昇に大きく貢献。鉄鋼業を除くと9月までの工業生産高は前年比0.7%の減少。 (1)9月まで、建築セクター全体の成長率は前年比1.4%増。
(2)第3四半期、商業建築に関する建築許可は例外的に上昇した。しかし、そのポジティヴな影響が出るのは実際に建築の始まる2007年になろう。 (1)2006年はルクセンブルク金融セクターにとって大きな躍進の年であった。銀行の決算高は6兆7510億ユーロに達する見込み(12月31日現在)で、前年比49.6%増加(例外的な売り上げ(例:アルセロール株の売却益等)を除くと29.5%の増加)(CSSF公表値)。 (2)CSSF(金融監督委員会)によると、9年間の停滞後、ルクセンブルクにおける多くの銀行の業績が安定した。 (3)投資信託残高は、11月末日現在1兆7995億ユーロに達し、前月比1.03%増、前年12月末比では17.99%増加している(CSSF公表値)。
(4)中でもSICAR(リスク資本型投資会社)への投資の伸びが顕著で、2006年には前年比約2倍となった。 (1)国内雇用は2006年初から8か月間に3.7%増加(2005年は同期間で3.2%増加)。
(2)越境労働者の増加率は2005年に5.8%を越え、2006年初頭には6.5%に上昇。これに対し、国内の被雇用者の増加率は2005年の1.6%から2%に上昇。 (1)インフレ率は2.3%に。これは、サービス、食料及び住宅・掃除器具の値上がりによる影響。中でも切花の価格の高騰が顕著(+9.8%)。
(2)労働コスト指標は第3四半期は2.7%に上昇(第1・2四半期は2.5%)。 (1)フランス、ドイツ、ベルギーは、ルクセンブルクにおける輸入の3/4、輸出の55%を占める主要な貿易相手である。 (2)輸出に関しては、ドイツは60年代以降安定的に約22-30%を占めている。フランスは、60年代には約7%であったのに対し、2004年には約17%を占めるに至っている。ベルギーについては低下傾向にある反面、輸入に関しては、継続的に主な輸入先となっている。
(3)4つの近隣地方(ロレーヌ(仏)、レナニ・パラティナ(独)、ザール(独)、ワロニー(白))との交易が最も盛んである。 *政府公報(統計局・雇用局)、各種報道から取りまとめたもの。
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