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ルクセンブルク経済・金融情勢 2008年10月

 

【主要トピック】

・ルクセンブルク所在のアイスランド系3銀行が、本国親会社が流動性を失った影響により、支払停止措置に。

・ルクセンブルク証券取引所と東京証券取引所が、両取引所間の関係の強化、情報交換、商品の共同開発を目的とした覚書を締結。

 

1.製造セクター

(1)10月以降一段と深刻な活動停滞が見られる。

(2)一部の大手企業は2008年末と2009年初頭の需要を非常に低く見通しており、本年第4四半期の生産は大

  きく落ち込む可能性。

 

2.建設セクター

(1)2008年当初7か月の対前年同期比の生産は、実働時間で見ると1.4%減少したものの、名目売上高は同

  約7%増加した。

(2)10月以来、受注見通しは、通常冬入り時に見られる季節的な減少以上の落込み。

 

金融セクター

(1)銀行資産残高は、2008年9月末現在、9,906億ユーロ。

(2)ルクセンブルク所在の銀行数は、2008年10月末現在154行。

(3)投資信託残高は、2008年9月末現在1兆7,966億ユーロで、対前月比6.32%減。内訳は、金融市場の

  影響(価格変動等)による4.84%減及び純資本投資による1.48%減。

(4)欧金融システムの安定性に対する投資家の懸念が高まり、9月の株式市場が急落したため、ルクセンブルク

  のほぼ全ての株式投資信託の純資産は減少した。

 

雇用情勢

(1)10月の季節調整済み失業率は4.4%で前月と変わらず。

(2)(失業には該当しないものの)時短勤務者が大幅に増加。

 

インフレ

10月の年間インフレ率は、3.3%で前月より0.7%減少。

 

※ ルクセンブルク政府機関(統計局等)の公表資料や各種報道等の公開情報を取りまとめたもの。

 

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