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ルクセンブルク経済・金融情勢 2008年2月

 

【主要トピック】

・インフレ率は2008年2月末現在3.06%を記録。前月の3.34%から若干低下。

・(金融市場における)流動性のレベルでは、ルクセンブルクは相当な影響を受けている。今やルクセンブルクの金融機関は、中央銀行が援助できるように透明性を高める時機である(メルシュ・ルクセンブルク中央銀行総裁のコメント)。

 

1.製造セクター

(1)生産高及び受注の最近のトレンドに関する経営者の判断は、2008年1月の調査結果によ

    れば、大きな落ち込みを示している。

(2)上記調査対象者は、昨年12月以降の今後のトレンドは、より望ましい方向に行くと見てい

    るが、実際の受注状況によりそれが確認できるまで注意すべき。また、昨年半ば以降、生産設

    備の稼働状況は落ち込んでいる。

 

2.建設セクター

(1)建設価格は、主として世界的な金属製品の急激な価格上昇により、2007年初にわずかに

    上昇。

(2)ルクセンブルクは、建設価格に関して欧州で最もインフレ率が低い国の一つ。ルクセンブル

    クは2006、2007両年に約3%上昇したところ、同時期のEU27か国及びユーロ圏で

    は年率4%以上であった。

 

3.金融セクター

(1)2008年初、金融市場は引続き下落し、2008年第1四半期の数値も失望が予想される。

(2)銀行資産残高は、2008年1月末現在9,358億ユーロで、前月比2.22%増。

(3)ルクセンブルクに置かれている銀行数は、2008年2月末現在156行で前月と変わら

    ず。

(4)投資信託残高は、2007年12月末現在1兆9,511億ユーロ、前月比5.26%の減

    少。これは、主として金融市場のネガティブな影響によるものである。

 

4.雇用情勢

(1)季節調整済み失業率は、2008年2月末現在4.2%。

(2)ADEM(雇用局)に登録された求職者総数は、2007年第4四半期から減少してきてい

    る。

 

5.インフレ

(1)2007年通年での対前年インフレ率は2.3%。その主な要因は、食料品(インフレ率の

    うち約20%相当)や公共料金(同約15%相当)である。

(2)原油価格の上昇に伴う関連製品のインフレ率への寄与は、0.09パーセンテージ・ポイン

    ト(約3.9%相当)に過ぎない。

 

 

※ルクセンブルク政府機関(統計局等)の公表資料や各種報道等の公開情報を取りまとめたものです。

 

 

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