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ルクセンブルク経済・金融情勢 2009年1月

 

【主要トピック】

・BGL(旧白・蘭系フォルティス・ルクセンブルク銀行)、08年決算は3,000万ユーロの黒字見込みと発表

・スウェーデン系ノルデア・ルクセンブルク銀行、清算手続中のアイスランド系ランズバンキ・ルクセンブルク銀行のプライベート・バンキング業務の引受けを発表

・白・仏系デクシア・BIL銀行、78名の人員削減を発表

・金融監督委員会、マドフ事件の直接、間接的影響を受けたルクセンブルク籍ファンド数は17、規模は1,700億ユーロと発表

 

 

1.製造セクター及び建設セクター

(1)製造セクター

工業製品価格は08年に9%上昇。他方、08年秋以降に原料価格及び世界的な工業製品需要が大

幅に低下し、ここ数か月、工業製品価格は低下傾向にある(例:鉄鋼製品価格は同年10月~12月で12%下落)。

1月の景気動向調査では、生産の減少傾向を指摘した企業が74%(前月同65%)、生産能力が余剰と回答した企業が61%(前月同34%)にそれぞれ増加。 

(2)建設セクター 

上記調査によると、生産の減少傾向を指摘した企業が57%(前月同49%)に増加。そのうち、

生産減少要因として受注不足を挙げた企業は45%(前月同58%)に減少し、天候要因を挙げた企業が23%(前月同7%)に増加。

 

 

2.金融セクター

(1)銀行資産残高は、08年12月末現在、9,290億ユーロ。

(2)ルクセンブルク所在の銀行数は、09年1月末現在152行。

(3)投資信託残高は、08年12月末現在1兆5,596億ユーロで、前月比2.78%減(内訳:金融市場の影響2.14%減及び純資本投資0.64%減)。

(4)08年第4四半期の金融セクターの雇用は61名の純減(内訳:外国籍従業員115名減及びルクセンブルク籍従業員54名増)。

 

 

3.雇用情勢

(1)09年1月の季節調整済み失業率は4.9%(前月同4.8%)。

(2)09年1月の失業者数は12,798名で、対前年同期比25.4%増加。失業者数は02~03年の経済減速時に見られたような著しい増加傾向にある。

 

 

4.インフレ

09年1月のインフレ率は、年率0.5%(前月同1.1%)。

 

 

※ルクセンブルク政府機関(統計局等)の公表資料や各種報道等の公開情報を取りまとめたもの。

 

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