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ルクセンブルク経済・金融情勢 2009年12月
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【主要トピック】 ・日本、ルクセンブルク両国、租税条約改正交渉で基本合意。 ・ルクセンブルク中央銀行、09年第3回マクロ経済報告を公表 インフレ:石油価格の上昇に伴い物価上昇を予測 雇用:公共部門等のその他サービスを除く全部門で雇用増の鈍化や純減 など。
1.製造及び建設セクター 製造セクター (1)景気動向調査では、最近の生産が減少と回答した企業が増加したものの、今後の見通しに関する回答は改善し、とりわけ販売価格の減少を予測した企業は10%(前月同29%)と大幅減。全体的には、09年第4四半期は改善傾向。なお、09年4四半期の生産量は前年同期と同水準となる見込み。 (2)アルセロール・ミタル社(本社:ルクセンブルク)、同社の発行済み株式の2.5%を保有するルクセンブルク政府からクレッケ経済・通商大臣を10年1月より取締役として迎えると発表。
建設セクター (1)ルクセンブルクの09年第3四半期の生産は前年同期を上回ったが、景気動向調査で雇用減を予測したルクセンブルクの企業は45%で、10月以降上昇しており、雇用の見通しは改善していない。 (2)同調査では、とりわけ住宅の建築容量で楽観的な回答が増加するなど若干の改善傾向が見られるが、需要不足と考える企業は多く、この改善が継続するかどうか判断しにくい。
2. 金融セクター (1)銀行資産残高は、09年11月末現在7,892億ユーロ。 (2)当国所在の銀行数は、09年12月末現在149行。 (3)投資信託残高は、09年11月末現在1兆7,889億ユーロで、前月比0.64%増(内訳:金融市場の影響0.52%増及び純資本投資0.12%増)。前月比ベースでの増加は8か月連続。 (4)同月の株式投資信託は、良好なマクロ経済指標もあり日本株式投資信託を除き価格が上昇。また、公社債投資信託も価格が上昇し、投資額も純増。
3.雇用情勢 (1)09年12月の季節調整済み失業率は6.1%。 (2)同月の雇用局への登録者数は1万4,816名で、前月比465名増。雇用局では、ディフェルダンジュ、ドュドランジュ両市に支局を新設予定。
4.インフレ (1)09年12月のインフレ率は年率1.8%(前月同1.3%)。 (2)統計局は、1バレル当たりの石油価格が50ドル前後の場合の10年のインフレ率は1.5%と予測。
※当国政府機関(統計局等)の公表資料や各種報道等の公開情報を取りまとめたもの。
(了)
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