ルクセンブルク経済・金融情勢 (2011年3月)
【トピック】
・ 世界経済フォーラムが発表した観光競争力ランキングでルクセンブルクが139カ国・地域中15位。
・ 3月8日、昨春以来となる政労使三者協議が非公式に開催された。
・ ルクセンブルク中央銀行が今年最初のマクロ経済報告を発表。インフレが問題となっている。
・ 日本を含む7カ国との二重課税防止協定の批准・改定に関する法案が国民議会に提出された。
・ フリーデン財務大臣が2010年の財政(政府、地方、社会保障)の状況を国民議会に報告。GDP比財政赤字比率は1.7%で、7億900万ユーロの赤字。
1. 製造及び建設セクター
製造セクター
当国製造セクターの生産高は2010年に10%程度上昇したが、景気動向調査に表れていたように第4四半期には生産高は比較的低調だった。過去の平均に比べると、雇用は比較的安定が続く見込み。10年初頭から一年間で約400ポストが創出されたが、08年終わりの雇用者数のレベルと比べるとまだ1400ポストほど少ない。
建設セクター
昨年12月は大雪の影響で1年前と比べ20%以上減少したが、今年1月は反動で19%上昇。第1四半期の景気動向調査にも、経済活動の好調が反映されている。
2. 金融セクター
(1)11年2月末現在銀行資産残高は7,586億ユーロ。
(2)11年3月末現在銀行数は146行。
(3)11年3月末現在投資信託残高は2兆1909億ユーロで,前月比0.78%減。
(4)当国では対銀行貸付残高が銀行資産の50%近く(11年1月初頭現在)、貸付全体の3分の2を占めているが、対銀行貸付金は金融危機により1年間で30%程度減少して以来ほとんど回復していない。これはユーロ圏以外の銀行への貸付が09年初め以降減少傾向にあるからである。
3. 雇用情勢
(1)11年3月の季節調整済み失業率は5.8%(推計値)。
(2)11年3月の求人数は3296件で、前月より25.1%増加。��������������������������
4. インフレ
(1)11年3月のインフレ率は年率3.7%(前月同3.6%)。
(2)2010年にはインフレは2.3%上昇したのに引き続き、2011年第1四半期は、前年比3.5%上昇した。主な要因は石油価格や食料価格の上昇。
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※ 当国政府機関(統計局等)の公表資料や各種報道等の公開情報を取りまとめたもの。
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