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《ルクセンブルク中央銀行2010年第1回マクロ経済報告》
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1.インフレ率 09年7月に87年以降最低の▲0.7%を記録したものの、プラスに転じた8月以降は上昇基調。
2.製造 (1)09年に工業製品価格は8.3%下落。とりわけ中間財価格の下落が顕著(14.2%)。 (2)同年第4四半期は、エネルギー関連製品を除く全種類の製品価格が上昇。景気動向調査によると、ルクセンブルクにおける製品価格の上昇は数か月続く見通し。
3.建設 (1)09年下半期の堅調な売上げにより、同年の売上高は前年比30%増。 (2)同年は、新規ローン契約数が大幅増、第4四半期は前年同期比7割増を記録。
4.雇用 (1)09年第3四半期の全体の雇用は減少しなかったが、民間部門の雇用は年率0.8%減。製造部門、不動産・賃貸・企業向けサービス部門はそれぞれ3.2%、2.3%減。 (2)98年~08年の賃金上昇は実質生産性の向上を伴わず、競争力に不利に推移していることから、賃金上昇の緩和が求められる。
5.金融 (1)09年末の銀行資産残高は7,972億ユーロ。対銀行貸出金は前年比約2割減、対顧客貸出金は同約8%強減。 (2)融資動向調査によると、09年第3四半期に引き続き、同年第4四半期の法人向け融資姿勢は若干硬化した一方、中小企業向けの融資姿勢は変わらず。個人向け住宅ローンの条件は他のユーロ圏諸国に比べて緩く、銀行間の融資競争が見られた09年第4四半期にはさらに緩和。
6.経済成長率 (1)08年第4四半期の経済成長率は前年同期比▲4.7%で0.8%下方修正。 (2)09年第1四半期の経済成長率は前年同期比▲6.3%で0.4%下方修正。同年第2四半期は同▲7.3%で2.0%下方修正。同年通年の経済成長率は▲4%。
(詳細はルクセンブルク中央銀行HP(www.bcl.lu)内マクロ経済報告をご参照下さい。)
(了)
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