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2005年ルクセンブルク統一地方選挙 ルクセンブルク市選挙結果 |
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2005年10月9日、ルクセンブルクにおいて統一地方選挙が実施され、全国で106あるコミューンにおいて、市長・助役及び議員の改選が行われました。(前回は、1999年に選挙が実施されました。) 各コミューンでは、その人口等によって、助役や議員の数が決まっていますが、首都であるルクセンブルク市は、特別に27(市長、助役、議員の総数)と決まっています。 ルクセンブルク市の選挙結果は、後述(1.)のとおりとなっています。 また、当選者は、2.のとおりとなりました。 各政党別に見た場合、民主党が引き続き第1党となったものの過半数には届きませんでした。同党は、今回、これまで連立を組んできたキリスト教社会党との連立ではなく、緑の党との連立交渉を選択し、11月10日に、両党間で連立協定の署名が行われた結果、後述のとおり、新市長(再選)・助役、市議会(議員)が決定しました。なお、緑の党が連立に参加するのは、今回が市政史上初めてのこととなります。 ルクセンブルク市においては、ヘルミンガー現市長が党内最多の得票を得て再当選し、上述の連立交渉を経て、市長に再任されました。
1.選挙結果(データ:ルクセンブルク政府公式サイトより)
3.市長・助役会、市議会議員 11月10日に締結された民主党と緑の党の間で連立協定により、次のとおり市長、助役、市議会議員が決定されました。
【市長・助役会(7名)】 (1)市長 ポール・ヘルミンガー(Paul HELMINGER) (民主党)再選 (市長、アドミニストレーション、都市開発、国際関係他) (2)助役(筆頭)フランソワ・バウシュ(F.BAUSCH)(緑の党) (担当:交通、公共交通機関、予算) (3)助役 コレット・フレッシュ(Colette FLESCH)(民主党) 2007年まで(担当:文化) (4)助役 リディ・ポルファー(Lydie POLFER)(民主党) 2008年から 前外相(担当:文化) (5)助役 アン・ブラッスール(Anne BRASSEUR)(民主党)前教育大臣 (担当:インフラ、救急、スポーツ・レジャー) (6)助役 グザビエ・ベッテル(Xavier BETTEL)(民主党) (担当:社会活動、青少年、高齢者、移民・庇護、住宅、保育園) (7)助役 ヴィヴィアンヌ・ロシェッター(Viviane LOSCHETTER)(緑の党) (環境、教育、機会均等)
その他、市議会議員(20名) Simone BEISSEL, Jean-Paul RIPPINGER, Colette MART, Claudine ALS, Sonja ADAM-BECKER, Cronny KRIEPS, Fabiana BARTOLOZZI, Carlo BAXK, Carlo DE TOFFOLI, Laurent MOSAR, Paul-Henri MEYERS, Martine Stein-Mergen, Lucien THIEL, Theo STENDEBACH, Isabel WISELER-SANTOS LIMA, Ben FAYOT, Marc ANGEL, Rene KOLL-WELTER, Armand DREWS, Jacques-Yves HENCKES
4.主要課題等 連立協定に示された、取り組むべき主要課題は次のとおりとなっています。 ●青少年や子供のいる家庭に対して安価な住宅を供給する。 ●歩行者や自転車に焦点を置いた交通政策を運輸省とも連携しつつ推進する。 ●市内の治安の確保を推進し、住みやすい環境を確保する。 ●60%を占めるルクセンブルク外国籍の市民との関係において、異文化間の視点も入れ、より大きな統合の観点から積極的な政策を展開する。 ●環境の章における焦点は、「グローバルに考え、ローカルに行動する」であり、空気、水の質の管理を中心に据えている。
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